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About Person 社員インタビュー

プロセス開発・生産技術開発

北崎Kitazaki

マテリアル生産本部 兼
バイオサイエンス&エンジニアリング研究所
2020年入社

入社後、マテリアル生産本部に配属となり、富士フイルムを代表する製品の一つ「エクスクリア」の新規処方開発に携わりました。入社4年目、バイオサイエンス&エンジニアリング研究所との兼務となり、現在、遺伝子治療薬の生産プロセスの開発に取り組んでいます。

仕事風景

これまで培ってきた化学工学の知見を生かし、
遺伝子治療薬の生産プロセス開発に取り組む。

入社のきっかけは何ですか?

大学では、医療分野への応用を目指した化学工学系の研究に取り組んでいました。就職活動にあたっては、業界で絞るというよりも、化学工学という自分が学んできた知識を軸にして幅広い分野に携わってみたいと考えていました。それが富士フイルムに関心を抱いたきっかけです。富士フイルムは写真で培った技術をベースにとても幅広い事業を展開しているため、自分らしくさまざまなチャレンジができる環境があると感じて入社を決めました。

現在どんな仕事をしていますか?

マテリアル生産本部とバイオサイエンス&エンジニアリング研究所の兼務という形で、現在は遺伝子治療薬の生産プロセス開発に携わっています。遺伝子治療では、薬を体内に投与する際の“運び屋”としてウイルスを用いる手法があり、このウイルスの精製が生産プロセスにおいて重要な技術となっています。私は、このウイルス精製の工程に関わる技術開発に取り組んでいます。とはいっても、バイオサイエンス&エンジニアリング研究所に携わるようになってまだ日も浅く、このテーマに着手したのもつい最近のこと。現在は、これまで経験を積んできた化学工学をベースにしながら、バイオテクノロジーに関する新しい知見を蓄積しているというステップです。

仕事風景

これまでどんな仕事に取り組んできたか教えてください。

入社して約3年間、タッチパネル用薄型両面センサーフィルム「エクスクリア」の製造プロセスに携わりました。入社1年目は、製造故障の解析を担当し、2年目からは製造プロセス開発のさらに上流となる、新規処方の開発を任されました。
「エクスクリア」は富士フイルムを代表する製品の一つですが、これまでの処方開発は技術者の経験が必要な部分も多かったように思います。そこで私は、本質を掴むためにメカニズムの解明にまで踏み込んで開発に取り組みました。まだ経験も知識も浅く、最初は仮説を立てることすらままならなかったのですが、指導員や他部門の先輩たちのサポートもあり、新しい処方を完成させ、商品化することができました。

仕事をとおして大切にしていることは何ですか?

諦めない気持ちと、最後までやり抜く姿勢です。「エクスクリア」の新規処方開発でも、最後は納期が目前に迫りわずかな失敗も許されないような状況でしたが、それでもよりよい性能を追求しようと実験を重ねました。そんな自分を、実験グループや関連する他部署の人たちが全力で支えてくれ、快く手を差し伸べてくれるのです。このことは、富士フイルムのとても素晴らしい風土だと思います。その結果、一人では成し得ないような大きな成果を手にするという、かけがえのない経験を得ることができました。

仕事風景

仕事をとおしてどんなときにやりがいを感じますか?

やはり一番大きなやりがいを感じるのは、自分が開発に携わったものが商品化されたときです。「エクスクリア」の新処方開発では、製造がスタートしたとき、ほっと肩の力が抜けるような達成感を味わいました。お客さまの商品として社会に届けられ、たくさんの人たちに使ってもらえるのですから、これほど楽しいことはありません。

仕事をとおして目指していることは何ですか?
それに向けて挑戦したいことは何ですか?

現在取り組んでいる遺伝子治療薬の生産プロセス開発をぜひ成し遂げたいと思っています。これまでにないような高効率・高品質な生産プロセスを実現できれば、富士フイルムのビジネスばかりでなく、医療の発展にも貢献できるはずです。「フィルム」から「バイオ」へとまったく異なる分野での挑戦ですが、化学工学の知見や本質をとらえる姿勢など、基本となる部分は普遍だと感じています。粘り強く、私らしいチャレンジを続けていきたいと思っています。

就職活動中の方へのメッセージをどうぞ!

会社のサイトや説明会などで得られる情報はどうしても限りがあるので、インターンシップなどのイベントでなるべく多くの社員に会って直接話を聞くといいと思います。また、やりたい仕事や職種などを絞り込み過ぎるのもちょっともったいないような気がします。視野を広げていろいろな会社の人の話を聞いたりしていると、「あっ、自分はこんなことにも興味があるんだ」と気づくこともあるのでは? 新しい自分を発見しようという姿勢も大切にしてください。

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