NURAとは
WHOが発表した「World health statistics 2023」によると、日本人の平均寿命は84.3歳で世界第一位です。日本人の平均寿命が長い要因は、健康的な食文化や充実した医療制度に加え、定期的に健診を受ける文化にあると考えられています。健診は、がんなどの病気の早期発見が期待できるだけでなく、身体の状態を把握することで病気の予防にもつながります。しかし、新興国では健診サービス施設が少なく、健診を受ける文化が定着していないという課題があります。
この課題に目を向け、新興国に健診文化を根付かせたいとスタートしたのが健診センター「NURA」です。2021年2月にインドのベンガルールでの開設以降、インド(4拠点)、モンゴル(1拠点)にNURAをオープンし新興国での健診サービス事業の展開を強化しています。
「NURA」では、富士フイルムが持つCT・マンモグラフィなどの医療機器や医師の診断を支援するAI技術を活用して、がん検診をはじめ生活習慣病検査サービスを提供。約120分という短時間ですべての検査が完了し、かつ健診終了後にその場で医師から健診結果に関する説明を、診断画像を見ながら分かりやすく受けられるという利便性から、「NURA」の利用者はすでに約17,000人に上っています。
豊富な医療機器のラインアップや医師の診断を支援するAI技術を活用した「NURA」の高品質な健診サービスをより多くの方々に届けることで、世界の医療の発展と人々の健康の維持増進に貢献していきます。