海外向けプロモーションや商品企画をとおして、
もっともっと“チェキ”の魅力を世界中に広げたい。
入社のきっかけは何ですか?
就職活動では「不満」や「不便」といった「不」をなくしたいという気持ちから、人に役立つ製品を作るメーカーを志望していました。なかでも、海外に住んでいた際に、日本製品を目にすることも多く、日本から世界に向けて発信するグローバルな企業に関心がありました。
富士フイルムへの入社を決めたのは、三つの理由があります。一つ目はカメラのフイルムをはじめとしたコア技術を生かして再生医療の分野に参入したりと、つねにチャレンジ精神のある会社だと感じたからです。なかでも、写真が好きで“チェキ”のファンだったこともあり、デジタル時代になっても伸び続けているイメージング分野に大きな関心を持ちました。二つ目はグローバル展開をしているからです。OB訪問をした際に、若いうちから海外に関わる仕事ができるとうかがい、海外の方に日本の製品の魅力を伝えられると感じました。三つ目は「人」です。インターンシップにも参加し、お会いする社員の方や人事部の方が親切で、率直に会社での体験を話してくださり、富士フイルムで働くリアルな姿が想像できたことです。
普段どんな仕事をしていますか?
また、仕事をとおして大切にしていることは何ですか?
“チェキ”の海外向けプロモーションと商品企画を担当しています。海外向けプロモーションでは、グローバルなブランディングの確立が大きなミッションです。新製品が出るたびに海外チームと連携しながら販促素材を制作し、インスタグラムやTikTokなどSNSでの発信を行っています。商品企画では既存製品とのコラボ商品の検討などを行っています。直近ではINSTAX mini Link 2とNintendo Switchとのコラボ商品の企画を担当しました。
仕事をする上ではつねに客観的に物事を見るように心がけています。プロモーション素材の制作や商品企画では、自分の想いを込めすぎてしまうことがあります。個人の感性を生かすことも大切なのですが、本当に消費者が必要としている情報なのか、求めている商品なのかという観点を忘れずに、一歩引いて自分の判断を客観視し、検証するように努めています。
仕事をとおしてどんなときにやりがいを感じますか?
もともと“チェキ”の大ファンだったこともあり、“チェキ”に関わる仕事ができることに、日々、やりがいを感じています。一番達成感を感じるのは、自分が企画した商品が発売される瞬間です。BtoCの仕事をしていると、商品を手に取ったお客さまの生の声をSNSで見ることや店頭で手に取っていただく瞬間を見ることができます。お客さまが喜んでいる姿を見ると、大きなやりがいを感じます。
プロモーション業務も同様で、現在は動画の再生回数やコメントを見ることでもお客さまの反応を知ることができます。チーム一丸となって一生懸命考えて作り上げた動画などへの反応がいいと、それまでの苦労が報われ、達成感を感じます。
思い出に残っているエピソードを教えてください。
商品企画チームになり、商品企画に携わったことが大きな成長への転機となりました。初めて商品企画を担当することもあって、先輩たちに頼りすぎ、自分で考え、自分の意見を発信することよりも、周囲の意見を集約することばかりに集中してしまいました。そんなとき、ある先輩から「もっと自分の製品だという意識(オーナーシップ)を持った方がいいよ」とアドバイスされました。それをきっかけに、「自分の仕事は自分よりも知っている人はいない」状態を作りたいと思い、自分の仕事に対するオーナーシップの自覚を持つようになりました。オーナーシップを身につけることで自信を持って提案することができるようになりました。
仕事をとおして目指していることは何ですか?
それに向けて挑戦したいことは何ですか?
自分の業務をとおして、“チェキ”の魅力を世界中に広げることです。国によって文化の違いもあり、どのような販促素材や商品が世界中の人に喜ばれるのか、日々、試行錯誤の連続ですが、海外チームと連携しながら、最善の施策を見つけるために取り組んでいます。
最近、TikTokのアカウント運用を開始したばかりですので、TikTokへのアクセス数を増やすことが目下の目標です。また、“チェキ”のファンを広げるために、今後さらにコラボ商品にも力を入れていきたいと思っています。
“チェキ”は種類も多く、さまざまな機能を持った、さまざまなタイプのものがあります。個人的には、今後はアナログタイプも含め、これまでに携わったことのない“チェキ”の企画も担当し、経験の幅を広げていきたいと思っています。
富士フイルムの魅力を教えてください。
何といっても、若いうちから責任ある、大きな仕事を任せてもらえることです。私自身、入社2年目にINSTAX mini Link 2の商品企画の主担当を任せてもらいました。大学の同期に話すと、「入社2年目で商品企画に携われるなんて、凄い!」と驚かれました。責任ある仕事を任されることが、大きな成長につながっていると思います。
富士フイルムでは、上司や先輩は「答えを与える」のではなく、自分で考えるためのヒントを与えてくれます。もちろん一緒に悩んでくれることもありますが、基本的には自分で気づくように導いてくださいます。こんな環境も、魅力の一つだと思います。
就職活動中の方へのメッセージをどうぞ!
私は就職活動中、どうしても周りと比較してしまい、悩むことが多くありました。家族からのアドバイスを受け周囲と比較することをやめたら、一気に緊張もほぐれ、就職活動も順調に進むようになりました。自分自身をじっくり見つめ、自分のペースで進めることが最善だと思います。ときには休むこともためらわず、自分に合うと思える企業をじっくり見つけていってください!