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About Person 社員インタビュー

コーポレート

末次Suetsugu

富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ出向
2013年入社

入社後、印刷関連機器を販売する富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(旧社名。現富士フイルムグラフィックソリューションズ)に配属となり、約5年間、国内営業を担当。入社6年目に富士フイルムグラフィック事業部に異動し、東南アジア地域での産業用デジタルインクジェット機械の導入・拡販に携わりました。入社8年目、マレーシアの現地法人(FMAL)に異動、現地のグラフィック事業部の事業部長としてマレーシアに駐在しました。入社10年目に社内公募制度を活用し、富士フイルムバイオCDMO事業部へ異動。その後、同事業部の海外拠点である富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズに異動。米国テキサス拠点に駐在し、バイオ医薬品の開発・製造受託サービスを行う拠点で経営企画を担当しています。大学では国際ビジネスを学び、1年間、マレーシアでの留学経験もしました。

仕事風景

社会貢献度の高いバイオ医薬品の分野で、
これまでの経験を生かし、さらなる成長を遂げたい。

入社のきっかけは何ですか?

BtoBのメーカーであること、若い年次でも海外で活躍できること、大きな規模の会社であること、この三つを軸に就職活動をしました。BtoBのメーカーであれば、自分が知らない世界を知る機会が多いと思い、留学やバックパッカーとして海外の経験もあったので、海外で働くことが夢でした。また、大きな規模の会社であれば、ビッグビジネスに関われるのではないかと思いました。そのなかで、多様な業界に関わることができ、さまざまな国に拠点を持ち、私の描くストーリーを実現できる可能性が高いと思ったのが、富士フイルムに興味を持ったきっかけです。最終的には就職活動でお会いした先輩社員の方々の雰囲気が柔らかく、ここならマイペースな自分でも伸び伸びと働けそうだと思ったことが決め手となりました。

仕事風景

普段どんな仕事をしていますか?
また、仕事をとおして大切にしていることは何ですか?

バイオ医薬品の開発・製造受託事業(CDMO)の中核会社である富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズのテキサス拠点(FDBT)で、経営企画部部長を努めています。テキサス拠点は社員数百名以上の大きな拠点ですが、日本人駐在員は私一人です。CDMOは、富士フイルムのなかでも新しく、かつ特殊なビジネスです。急成長するにつれ、社内外での注目が高まっており、これまで以上に業績や将来計画に対する遂行、説明責任が増しています。私の主なミッションは、テキサス拠点のサイトリーダーシップチームの一員として、経営の質を高めていくことです。また本社と連携し、IR活動など外部へ発信するメッセージの透明性・質を高めていくことも重要な役割です。日本人の目線と現地の目線を持ちながら、メンバー一丸となって事業成長を促進し、ガバナンスの強化など会社として正しい方向へ導く役割も担っています。
つねに大切にしているのは、Fairであること。何かを改善したり、プロセスを変えて効率化を図ったりする際、その過度期ではどこかの部署や人に負担がかかってしまうケースがしばしばです。全員がHappyなアクションはあまりないと思いますが、目的とHowが明確でFairである限りは、部署や個人間での軋轢や衝突は起きにくいと思っています。

仕事をとおしてどんなときにやりがいを感じますか?

バイオ医薬品は小さな副作用で大きな治療効果が期待できますが、安定的に製造することが難しい医薬品です。最近ではアルツハイマーの治療に期待できる抗体薬が出てくるなど、さまざまな難病の治療に期待できる技術として注目が高まっています。製薬会社は開発・製造のプロフェッショナルである私たちCDMOに委託することで、創薬に集中することができます。コロナワクチンが短期間で大量に普及できたのも、製薬会社とCDMOの連携があったからこそです。啓蒙活動などで直接、難病の患者さまと触れ合う機会もあり、病気で苦しむ患者さまの治療に、私たちの日々の仕事が貢献できていると思うと、とても誇らしく思います。

これまでどんな成長をしてきましたか?
また富士フイルムでの成長環境を教えてください。

現在、入社11年目になりますが、半分以上を海外で働いてきました。入社前に自分が描いていたストーリーが想像上に実現できていると思います。入社後5年間、国内の印刷会社さまの営業担当者として、お客さまに一番近い立場から自社製品に関われる、貴重な経験を得ました。その後、タイ、マレーシアでの駐在を経験し、海外での営業活動からマネージメント業務まで、多くの経験を積むことができました。タイ時代には東南アジア市場で、最新技術を搭載した大型デジタルインクジェットプレス(「JetPress」)の拡販にも成功し、成果をあげました。マレーシアではコロナ禍の印刷需要減による販売不振に苦しむマレーシア現地法人のグラフィック事業を成長転換させることができました。こうした経験が私にとっても会社にとっても、新しい事業領域であるCDMOの取り組みへの大きな糧となっています。
また、つねに自身の能力や経験よりも少し高めの仕事にチャレンジさせてくれることが、焦りや停滞感を感じることなく、大きな成長につながっていると思います。グローバルに活躍できるチャンスが多いことも、大きい理由の一つだと思います。上司との距離感もほどよく近く、社員一人ひとりの長所や短所、適性を見てくれていることも大きいです。

仕事風景

思い出に残っているエピソードを教えてください。

入社8年目でマレーシアの現地法人(FMAL)のグラフィック事業部長という、自身の身の丈よりふた回りほど大きい職務を経験しました。部署には20名以上のメンバーがいましたが、私が最年少でした。そんななか、自分自身で判断して決定を下すレベルの裁量はそれまでとは比較にならないくらい大きく、当初は自身の経験の浅さを痛感する日々でした。部署の営業・技術メンバー、経理、法務、現法長など周囲のアドバイスを得ながら、さまざまな案件を乗り越え、幅広い視点から物事を判断できるようになっていきました。最初の配属での営業経験が生かされ、部署メンバーからの信頼を勝ち得たことが大きな前進につながりました。このFMALでの経験が、組織や売り上げ規模がはるかに大きい、現在のFDBT駐在における活路を切り拓いてくれたと感じています。

富士フイルムの魅力を教えてください。

一にも二にも確かな成長と経験が積めることです。富士フイルムには自身の思い描くストーリーを実現する制度や、部署やチームがそれを後押しする文化があります。また、社員同士の雰囲気が柔らかく、風通しもよいので、自分がやりたいことや意見をストレスなくいえます。そんな環境も富士フイルムの魅力だと思っています。

就職活動中の方へのメッセージをどうぞ!

ポストコロナで目まぐるしく環境が変わっているなかでの就職活動は色々大変かと思います。私が就職活動をしていた当時は、大学の同期との情報交換が大きな支えとなりました。あまり背負い込みすぎず、楽しむ気持ちを持ちながら自分に合うよい会社を探してみてください。

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