ビジネスの現場を改革することで、
もっとお客さまに喜ばれる製品を提供したい。
入社のきっかけは何ですか?
学生時代は企業実習に数多く参加していたのですが、ある企業に改善を提案した際、「目からウロコだった」という言葉をいただきました。その経験から「自分の提案を実現していく過程に携わりたい」と強く思うようになりました。
そんな中、大学の先輩である富士フイルム社員に話を聞く機会があり、「提案そのものよりもそれを実行していく工程が一番大変」と教えてもらいました。「提案どおりにいかないときに、次の手を考えて進めていくことこそが大切であり、その結果として現場が改善されていく姿を見ると感動する」という話でした。これこそが自分のやりたいことだと思い、富士フイルムを志望しました。
普段どんな仕事をしていますか?
また、仕事をとおして大切にしていることは何ですか?
“業務プロセス革新のプロ”という立場で国内外のグループ拠点を訪れ、マーケティング活動や、研究開発のスピードアップ、工場の生産性向上などを進めています。普段の活動は、現場での現状調査・ヒアリング、プロジェクト推進のための設計業務・ディスカッションが中心です。経営工学で学んだことを現場で実践する部署なので、プロセス可視化やデータ解析技術を駆使して、問題の可視化や改善に取り組んでいます。
仕事を通じて大切にしていることは、人の考えを聞くことです。相手が何を考えているのか、何に困っているかを気付けないと提案も上手くいきません。できるだけ話を聞いた上で、自分の考えを伝えるようにしています。これを繰り返すことで、適切な活動につながると感じています。また、相手が理解しやすい説明の仕方、言葉の選び方などコミュニケーションのとり方も大切にしています。
仕事をとおしてどんなときに
やりがいを感じますか?
提案した内容を実現する過程で、現場の変化を実感するときにやりがいを感じます。学生時代から「提案を実現していく過程に携わりたい」と思っていましたが、実際に業務を進めると、実現には時間がかかり、困難なことも多いです。
特に一緒に仕事を進めるメンバーと信頼関係を築くことは必須です。入社後すぐ、ある販売会社の改善業務を担当したのですが、提案した内容にメンバーから反対や戸惑いの声が上がりました。しかし、コミュニケーションを密に行った結果、最後に皆さんから「変えてよかった!」と言っていただいたときは嬉しかったですね。
思い出に残っている
エピソードを教えてください。
入社2年目に、グループ会社の業務センターの設計・立ち上げを担当しました。自分の設計した内容が承認され、運用開始の日を迎えたのですが、いざ運用が始まると想定していなかったことも起こり、設計どおりの運用ができませんでした。現場は一時混乱状態になってしまいましたが、一緒にプロジェクトを進めてきたメンバーや現場メンバーの助けがあり、その後運用を軌道に乗せることができました。
今振り返ると、若さもあって、視野が狭くなってしまい、自分の設計が正しいと過信してしまったのが原因だと思います。この経験を通じて、周りと密に連携し、自分の設計に対して責任を持ってやり切ることの重要さを痛感しました。
仕事をとおして目指していることは何ですか?
それに向けて挑戦したいことは何ですか?
自分が携わった仕事がお客さまに喜んでもらえたときに達成感を得られるので、このような仕事をたくさん経験したいです。現在、再生医療事業に関わっているのですが、ユーザーであるドクターが施術しているところや、患者さんに製品を利用いただいているシーンに立ち会うことがあり、喜んでいらっしゃる顔を見たときは本当に感動しますね。
いくら品質の良い製品・サービスでも、顧客ニーズに合わないと意味がありません。また、顧客ニーズが明確でも、求められているものを提供できないとそれを満たせません。富士フイルムがもっと喜ばれる製品・サービスを世の中に出していけるよう、開発・生産・営業などさまざまな現場を改善できる管理技術者になりたいと思っています。今後も分野を問わず、いろいろな領域の仕事にチャレンジしたいです。
富士フイルムの魅力を教えてください。
業務分野が多岐にわたることです。メーカーとして、開発・生産・販売の機能を持っていることに加え、事業領域も広いため、多様な分野の仕事をすることができます。またグローバルな会社なので、世界中のあらゆるところに現場があり、自分の視野が広がる仕事ができる機会が多いと感じています。
就職活動中の方へのメッセージをどうぞ!
就職活動期間は、たくさんの方々の話を聞く機会があると思います。話を聞きながら、自分がどんな社会人生活を送りたいかをイメージし、さらに5年後、10年後、30年後にどんな人になりたいかを考えてほしいと思います。自分にとってベストな道を選んでもらいたいですね。